■みい様の避妊手術■


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●9月25日

 みいの避妊手術の日。
 3時半ごろから激しい『ごはん』コールで起こされる。
 しかし、水もごはんも駄目なので、無視する。7時に起きると、みいは今度こそごはんがもらえると信じて纏わりつく。
心を鬼にして、それを無視。
 食べさせてあげたいけど……。




いくら発情期や出産のストレスがな
くなり、子宮や卵巣の病気を回避で
きて長生きできるから、と言い訳し
ても、所詮は人間の都合での手術。
(いくら出産のストレスがなくなっ
て、婦人科系の病気も防げて長生き
できると判っても、生理がはじまっ
た途端、避妊手術を受けたいと思う
女の人はいないだろう)だから、
ごめんね。
●9月26日

 みいの退院日。図書館に寄りつつ、みいを引き取りに行く。
 二階からギャーというみいらしい声が聞こえ、しばらくすると、エリザベスカラーをつけたみいが入ったキャリーを、助手さんから渡された。
 先生から薬を頂き、飲み方の説明を受ける。助手さんからは、ご飯をぜんぜん食べなかったので、家にもどったら、上げて下さいね、と。ハンストしていたらしい。
 おしっこもしなかったようだ。しかも、かなり反抗的な態度だったらしく、獣医さんの小母さんに、『のらちゃんかと思ったわ。凄くきつい子ね』と言われてしまった。どうやら、人に慣れていない野良猫だ思われたらしい。
 家の中では、それほど攻撃的ではないと、説明すると、『それは、ちゃんと家族を見分けいる証拠だから、利口な子なのよ』と、フォローもしてくれた。
 みいは獣医さんの所にいる間中、ずっと唸って、怒っていたが、外に出た途端、顔が優しくなり、家につくと、うろうろとして落ち着かないようだったが、大人しくキャリーから出た。
 エリザベスカラーをつけたみいは、よたよたと部屋中を歩きまわった後、トイレに駆け込み、多量の尿を出し、また暫くして、ウンチを出した。我慢してたのだろうなあ。
 その後、ドライフードを食べ、父のベッドで寝る。消毒液でお腹の毛はごわごわになってしまった。なのにエリザベスカラーのせいで、毛づくろいができない。それでもめげずに挑戦する姿は、哀れだった。かなり毛が剃られて、お腹の傷は大きく、痛々しい。それでもベッドやソファに飛び乗り、降りる。獣の生命力というか、治癒能力は凄いと思った。
 しかし、手術の傷口にはバンソコウを張るとか、腹巻きみたいな包帯を巻くのかと思っていたら、そのままでエリザベスカラーだけ。
 傷口は覆わずに空気に晒した方が、速く治るらしいが、引っ掻いたりして傷がひらいたらとちょっと心配。みいは身体が舐められないのが辛いようだ。
 薬を飲ませようと鰹の缶詰めに薬を包み、食べさせる。薬も一緒に食べたと思っていたら、吐き出していたのを後で発見。今度はちゃんと食べたのを確認する。(昔、知人に教わった、猫に薬を飲ませる方法は、口を開けさせ、喉の奥に薬を放り込み、口を押さえて、鼻の穴に息を吹き込むと、びっくりして薬を飲み込んでしまう、という方法だったが、そのほうがいいかもしれない)その後、私の膝の上で寝、食事をし、篭で寝、トイレ後に、机の下で寝る。
 お疲れさま。でも、一週間後には、また抜糸に行かねばね。
●9月27日(土曜)

 薬を飲ませてみる。2回ほど吐き出したが、なんとか飲んだ。
 膝の上でずっと寝ている。
 夜中の3時半ごろ私の布団の上でおしっこをした。可哀想だが叱って、私の寝室から出し、台所の椅子に置いてあるみいの昼寝用ベッドで寝かせる。やはり手術はショックだったのだろう。


やっと毛が生えて白くなったお腹の
毛をそられ、ヨウチン?で消毒され
たのか、お腹が黄色くなってしまった。6針も縫われて痛々しい。
●9月28日

 退院3日目。7時に薬を飲ませ、食事。日曜なので、午前中、みいは私の部屋。仏壇にお茶を持って行き、戻るとみいが膝の上にのってきて、そのまま10時半まで寝てしまった。
 みいは抵抗して薬をのまない。
 だいぶ元気になったせいか、エリザベスカラーが邪魔そうで可哀想だ。カラーが取れる頃には、性格が悪くなっていそうで恐い。

●9月29日

 退院4日目。薬を飲ませようとすると激しく抵抗。噛み付く。学習したらしい。しかたないので餌にまぜて食べさせる。
 もう、かなり元気で、ずいぶんと飛び上がるようになった。階段も降りる。抜糸まであと4日。
●9月30日

 退院5日目。
 みいはやたらに元気。ストレスがあるのか暴れ、駆け回る。傷口が裂けたり、糸が切れないかひやひやする。抜糸まであと3日。
●10月1日

 9時ごろみいが椅子から転がり落ち、床を吠えながら転げまわり、エリザベスカラーをはずそうと暴れる。可哀想になり、つい、カラーを外してあげる。みいは嬉しそうに身体を舐める。傷口を舐めそうになるので、またつけた。少し毛づくろいが出来たので、落ち着いたのか、思ったより簡単につけさせたが、悲しそうな顔で諦めたように寝る。
 いろいろあって疲れた。
●10月2日

 朝一番で獣医さんに、エルザベスカラーを外してもいいかどうか電話で尋ねる。
 まだ、カラーは外してはいけないが、抜糸は今日でいいでしょうとのことなので、いそいでみいをキャリ−に詰め、抜糸に行く。
 獣医さんの顔を見ただけで、喧嘩腰。キャリーから出せず、中に入ったまま抜糸されたようだ。
 怒ってしまい、カラーを外させないので、家に戻って、落ち着いてからはずしてあげてください。とのこと。きっとブラックリストに入ってしまっただろうな。
 家にもどり、すぐにみいのカラーを外す。1週間分のグルーミングを始める。嬉しそうだ。私もほっとする。
●10月3日

 みいも疲れが出たのか昼間は熟睡。
 夕方に父の布団でおしっこをする。やはり、ストレスが溜まってたのか……。それとも獣医さんに連れて行ったので、嫌がらせ?


 ●猫の避妊手術について

 猫の避妊手術は6か月前後に行われるのが普通らしい。
 中央区の補助金も6か月以上からとのこと。というのも、猫の発情期が6か月以降になる場合が多いのと、成熟度からみて、手術がしやすい時期だからだろう。
 だが、猫によってはかなりの個体差があるようだ。体重が2.5キロを超えた場合は、4か月前後で発情期があらわれることもあるそうだ。シャム猫系などが早めらしい。が、みいの場合は、3か月くらいで始まってしまった。(いろいろ調べたが、3か月というのは見つからなかったし、体重も2.5キロを超えているわけでもない)
 一部の本では発情期直前か、すぐ後くらいが手術時期とある。発情期を迎えるごとに、婦人系の病気になる確率が高くなるからだそうだ。
 猫の心の成熟度を待つなら、6か月後がいいらしいが、病気になる可能性の確率を下げたかったら一度目の発情期後が望ましいらしい。
 6か月まで待つべきか、とりあえず獣医さんに相談したところ、9月の末くらいなら手術をしても大丈夫でしょうとのことで、25日、5か月弱でみいの手術をすることになった。心の問題は、成猫でも子猫でも理不尽な手術のせいで、ショックを受けることには変わりはない。なら、健康の方を優先したほうがいいと私なりに判断したからだ。
 それが正しかったのかは、判らないが、今のところ性格に変化はみられないので、みいの場合は大丈夫だったみたいだ。
 みいみたいに3か月で発情期が来てしまう猫もいるので、3か月だからまだ大丈夫だなんて油断しない方がいいだろう。
 

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